審美歯科外来

＜審美歯科外来のご案内＞

　変色歯・着色歯に対する処置は，基本的には疾病に対する治療とは捉えられず，健康保険が適用されないため，美容整形等で取り扱われてきました。しかしながら，近年，白い歯になりたいとする世間のニーズは非常に高まってきており，また治療方法の大幅な改善から，医学部・歯学部附属病院としては，変色歯・着色歯に対して専門的に相談や治療を行う外来を新たに設けることになりました。
　当専門外来では，患者さんの口腔（歯の色や形態など）の自然な外観と機能をバランスよく回復して，こころとからだの健康を取り戻し，より豊かな生活を送っていただくことを目標にして診療をしています。当専門外来では，主に変色歯・着色歯についての相談を行い，歯を削らないで行える歯面清掃（プロフェッシヨナルトゥースクリーニング）や歯の漂白（ホワイトニングまたはブリーチング）を中心に治療を行います。さらに必要な場合には，最小の侵襲（ミニマム・インターベンション）を考慮した，歯の表面にセラミックやプラスティックの薄片を接着させるラミネートベニア修復などによって歯の色や形態に対して治療しています。
岡山大学医学部・歯学部附属病院では，約10年前から白い奥歯の詰め物に着目しており，平成7年度にCAD/CAMシステムを応用した白い奥歯の詰め物として厚生労働省から高度先進医療として認可されている機関です。スタッフには，専門の歯科医師や歯科衛生士がいて，専門的な観点から治療を行います。必要があれば他の診療科とも連絡をとり，診療を行います。

＜治療内容＞

・プロフェッショナルトゥースクリーニング（P.T.C.）

　歯の表面に付着したタバコのヤニや茶しぶ，歯石等のよごれを専門用具で取り除きます。見違えるように白くきれいになります。